在高知キルギス共和国 名誉領事館

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Daiichi Rehabilitation Hospital
2-14 Kutanda,Kochi-shi, Kochi
780-0832 Japan
Opening Hours
Monday-Friday
(excluding Embassy Holidays), 9:00-18:00

一人でも多くの子どもたちを救う

一人でも多くの子どもたちをリウマチ熱から救おう
リウマチ性心疾患撲滅に向けて ── 中島名誉領事のこれまでの取り組み

中島名誉領事について

Honorary Consulate of the Kyrgyz Republic in Kochi

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キルギスとは

about “Kyrgyz"

  • 概要
  • 文化と風土
  • リウマチ熱

基本情報

キルギス共和国の地図
キルギス共和国の国旗
国名
キルギス共和国(「キルギスタン」も準用)
国旗
赤地に黄色。黄色はユルタ(移動用住居)の天窓部分
国歌
「進め、キルギス国民よ」(1992年12月18日採択)
面積
19万8500平方㎞(日本の約半分)
位置
ユーラシア大陸中央部、北緯39~43度の間、日本の北海道から東北地方北半分と同緯度。
北はカザフスタン、西はウズベキスタン、南西はタジキスタン、東は中国・新彊ウイグル自治区との国境。
人口
547万人(2011年。キルギス国家統計委)
首都
ビシュケク市(札幌市と同緯度)
主要都市人口
ビシュケク市(84.6万人)、オシュ市(25.9万人)(2010年キルギス国家統計委)
通貨
ソム(1992年2月導入。1ドル=47ソム程度〔2012年5月〕)
GDP
59.18億ドル(2011年キルギス国立銀行)
国民一人当たりGDP
1080ドル(2011年キルギス国立銀行)
人口指標
平均寿命69.1歳(男性:65.2歳女性:73.2歳)(2011年キルギス統計委)
人口増加率1.8%(2009年世銀統計)
主な宗教
イスラム教スンニ派が多数を占める。世俗国家。
民族構成
多民族国家(約80以上の民族)。(以下は2009年キルギス国勢調査データ)
上位3民族
キルギス人(71.7%)、ウズベク人(14.3%)、ロシア人(7.2%)。
日本との時差
-3時間(夏時間は無し)
地勢
国土の大部分を天山山脈とその支脈アラタウ山脈が占める山岳国家。天山山脈の最高峰ポベーダ峰(標高7439m)の山脈を通ってナリン川、タラス川、チュイ川が西に流れており、豊かな水資源がある。厳しい地形・気候から、国土に占める農地、森林の割合は少ない。キルギス北東部には、琵琶湖の約9倍(6206k㎡)のイシク・クリ湖(流入河川のみの塩水湖。冬も凍結しない)がある。
気候
大陸性気候で、首都ビシュケクの7月の最高気温は38度、最低気温は12.5度、1月には氷点下25度まで達することがある。国土全般で降水量は少なく、年間降水量は約400ミリ程度。
言語
国語はチュルク語系のキルギス語。キルギス族は文字を持たなかったが、1940年以降はキリル文字(ロシア文字)でキルギス語を表記。また、ロシア語は民族間の共通語であり、2000年5月に公用語として法制化。

風土と観光

国土の40%以上が海抜4,000メートル以上に位置するキルギスは、カザフスタンとは陸続きで、シルクロードの通り道にあった。周囲の国々が乾燥地帯であるにもかかわらず、キルギスの気候は夏は乾燥し冬は比較的雨量も多く、地中海性気候に近い地域も見られるのが特長である。高原地帯の山々と木々に囲まれた美しい自然を有するこの国は、「中央アジアのスイス」と呼ばれる、密かな観光スポットとなっている。
中でも、キルギス北東部に位置する大きな塩水湖、イシク・クリ湖の沿岸一帯は、ロシア・ソ連時代には政府高官の避暑地として有名で、現在でもキルギス人やロシア人・カザフ人の避暑地として人気がある。

キルギスは、遊牧民の文化とユニークな自然資源を背景に、国際および地域観光市場の両方に大きな潜在性を持ってると言える。レクリエーション資源、歴史・文化遺産だけでなくキルギスの人々の独特の習慣や伝統、民芸品などが、これからの世界市場でますます人気がでてくると期待されている。
ちなみに、日本からキルギスに行くためには、直行便はなく、モスクワなどを経由してほぼ一日かかるが、日本人はビザ無しでキルギスに入国が可能である。

言語と教育

現在のキルギスでは、キルギス語が国家語、ロシア語が公用語とされている。
なお、1999年の国勢調査によると、ウズベク系住民の間ではウズベク語が使われており、これら使用言語の割合は、キルギス語が65.2%、ウズベク語が14.7%、ロシア語が14.0%となっている。
また、金、レアメタル・レアアース、シリコン、ウラン探鉱などの天然資源に恵まれたキルギスは、教育レベルも高く、識字率はほぼ100%を誇っている。

キルギス人と日本人

キルギスでよく言われているのが、「キルギス人と日本人はもともと同じ民族で、魚が好きな人々が日本へ、羊の肉が好きな人々がキルギスへ行った」という話である。この話の真偽は不明だが、両国民の顔立ちは大変にている。生まれたときに蒙古斑があるのも日本人とキルギス人の共通の特徴で、概ねキルギス人は日本人に対して強い親近感を持っており、日本語を勉強する学生も多く存在する。

リウマチ熱について

シルクロードではごく簡単に治療できる細菌性の「風邪」であるリウマチ熱により多くの幼い命が失われ、さらにリウマチ熱は成人の死因の半数を占める心突然死の要因ともなっている。この事実は06年私たちがキルギス共和国の調査に訪れた際に偶然発見し、続く二次調査でこの問題がソ連崩壊後の社会・経済・文化の変革により生じていることを明らかにした。

その抜本的解決には政治・社会構造の変革とともに、保健に関するリテラシー向上の啓蒙活動が必要とされる。本プロジェクトではリボンマグネットを製作・販売した収益により、澄み切った空の下、子供と母親たちの健康で明るい笑顔を一つでも増やしたいという願いを込めた本プロジェクトによりシルクロードの明日を担う子供たちに必要な援助活動を展開する。

古くから文化・文明・経済の交流の場であったシルクロードでは、変化に富んだ自然環境のもとで各民族・国家が独自の豊かな文化・風習を育んできた。例えば高山地域に位置するキルギス共和国をはじめとした中央アジアでは、古くから遊牧が行われ、家畜の乳を加工して作る乳酸菌食品を多く摂取するという独特の食文化が形成されている。

本プロジェクトのコアメンバーの一人である宇田は、中央アジア諸国の独自文化を伝承するため “自然の叡智”をテーマとした2005年開催「愛・地球博」で中央アジア共同館をプロデュース。その過程で同地域の医療惨状を耳にし、中島を団長としたボランティア医師団を募り2回に亘り現地を調査。もはや先進国では見られないリウマチ熱患児が依然として存在し、さらに近年急増していることを知った。

リウマチ熱とは、A群溶血性連鎖球菌(以下、溶連菌)感染(いわゆる青っ洟の風邪)より数週間後に発症する主に小児の炎症性疾患です。症状は主として関節・心臓・腎臓・中枢神経にあらわれるが、特に心臓では弁膜症・心膜炎・心筋炎を発症するため致死的となる場合もある。またリウマチ熱罹患時の心臓合併症に気付かないまま成長し、成人後に突然死を起こす例も知られている。現在、先進国では、溶連菌感染症の迅速診断、抗生物質の普及、生活環境の改善などによりリウマチ熱の罹患率は著しく低下し、日本でもほとんど見られなくなっている(10万人当たり0.1人程度)。これに対しキルギス共和国では、リウマチ熱の罹患率は1990年頃までは減少傾向であったが、1991年ソビエト連邦崩壊後から罹患率が再増加し、現在までにその発症率は約3倍にも増加していることがわかった(人口10万人当たり650人)。さらに中央アジアでは労働人口における心突然死が死因のなんと半数を占め、人道的・経済的にも深刻な問題となっています。昨年2回目の調査では、小児期の未顕在化のごく軽症のリウマチ熱が、心突然死の約3割に基礎疾患として関与している可能性が明らかとなった。

これらの背景から、多くの方々の支えの元、タイトルにある「ハーティースマイル」シルクロードプロジェクトを開始しました。本プロジェクトでは現在、中央アジアで猛威を奮っている小児のリウマチ熱を撲滅することを一義的な課題とし、数十年後に「今」の子供たちが成人する際に、死因の半数を占める心突然死の制御と社会基盤の安寧を図ることを第二の課題としています。そして21世紀に生きる我々の新たなる指針を学び得ることを最終課題としたいと考えています。

[引用]
特定非営利法人 シルクロードの健康的な未来を考える会 プロジェクト設立趣旨より
キルギス共和国・国家顧問/「シルクロードの健康的な未来を考える会」代表 中島 利博

中島名誉領事について

ABOUT Honorary Consul of the Kyrgyz Republic in Kochi “TOSHIHIRO NAKAJIMA”

中島利博 在高知キルギス共和国名誉領事館 名誉領事
略歴など

在高知キルギス共和国名誉領事 中島利博

専門

分子生物学、リウマチの病因研究、創薬開発

キルギス共和国 国家顧問/日本線維筋痛症学会 理事/日本リウマチ学会 評議員・指導医/日本臨床臨床リウマチ学会 評議員/痛風研究会 評議員/キルギス共和国特別名誉賞/日本内科学会奨励賞 受賞/日本医師会医学研究助成金 受賞/日本リウマチ学会賞 受賞/ノバルティス・リウマチ医学賞 受賞など多数

経歴

鹿児島大学医学部卒業
米国ハーバード大学医学部助手等を経て、現在、東京医科大学医学総合研究所教授

シルクロードの健康的な未来を考える会のバナー画像

研究概要など(2016年2月):リウマチ発症に関与するシノビオリン遺伝子をノックアウトしたマウスで 体重と脂肪の顕著な減少を確認(pdf)

在高知キルギス共和国名誉領事 中島利博

中島名誉領事とキルギス共和国
リウマチ熱撲滅のために

「リウマチ性心疾患から子どもを救おう」地道な活動

中島名誉領事は、2006年に初めて同国を訪れて以来、先進国ではほぼ撲滅状態にあるにもかかわらず、中央アジアの各国においてはいまだに子供たちに蔓延する"リウマチ熱"、およびその後遺症による"リウマチ性心疾患"の調査、治療、予防活動の指導にあたっています。全国的な実態調査、高精度検査機器の導入、現地の医師に対する診断・治療方法指導、母子手帳の配布など母親への啓発活動など、保健システム全体の構築支援も行ってきました。

こうした業績により中島名誉領事は、2015年12月28日、同国のアブディルダエフ外務大臣より日本では3人目となる名誉領事に任命されました。外相から名誉領事を直接任命されることは珍しく、任命と会談の模様は同国の報道でも大きく取り上げられました。2016年2月には日本側の手続きが完了して、正式に就任しています。

なお、中島名誉領事は2008年より、キルギス共和国より医療分野に関する国家顧問に任命されており、今後も、リウマチ熱の制圧に向け、そして同国の保健システムの強化に向けて活動を続けていく予定です。昨年10月には、キルギス国立心臓病センター内に「キルギス―日本研究センター」が開設され、研究拠点として、同心臓病センターの医師たちと、中島名誉領事を中心とした日本の各分野の専門家とが協働し、リウマチ熱とその後遺症の克服への取り組みを加速させるものとなっています。医療分野のみならず、文化・経済など多方面でのキルギスの紹介と貢献が期待されています。
【参考】東京医科大学ホームページ2015年11月4日掲載ニュース

医療支援、中島名誉領事の思い

シルクロードの中央に位置する中央アジア諸国では、医療知識水準が充分でないために、幼い子ども達の命が、適切な医療を受けられないまま失われています。万人に与えられるべき未来を謳歌する権利。その権利をもつ子ども達を救うために、できるだけのことをしたい。澄みきった空の下、子どもと母親たちの健康で明るい笑顔を一つでも増やしたい。

2012年8月 キルギス共和国国家顧問(保健大臣特別顧問)に再就任 授賞式の様子

そんな想いからこのプロジェクトは始まりました。キルギス共和国をはじめとするシルクロード近隣諸国の明日を担う子ども達の治療に必要な医薬品の提供、母親達の衛生意識向上などを目標に、2006年より、賛同者を募りながらささやかな活動、支援を行ってきました。
私の活動は現地キルギスの医療組織と連携しながら「子ども達をリウマチ熱から救う」ことに焦点を合わせています。
キルギス共和国ならびにシルクロードで暮らす子ども達の健康的な未来のために、これからも積極的に活動を行っていきます。

2012年8月 キルギス共和国国家顧問(保健大臣特別顧問)に再就任 授賞式の様子

2012年8月 キルギス共和国国家顧問(保健大臣特別顧問)に再任時
授与式のようす
左から尾﨑正直高知県知事、モルドガゼフ大使閣下、中島名誉領事、モルドガゼフ大使閣下のご子女と奥様、中谷防衛大臣

在高知キルギス共和国名誉領事 中島利博

キルギス共和国外務省にて
左からエルラン・アブディルダエフ外務大臣、キルギス国立心臓病センターリウマチ部門ナズグル医師、中島名誉領事、モロドガジェフ・リスベク前大使

在高知キルギス共和国名誉領事 中島利博

左から中島名誉領事、エルラン・アブディルダエフ外務大臣

キルギス共和国からの特別栄誉賞

キルギス共和国からの特別栄誉賞

特別顧問証明書とマナスの肖像

上:特別顧問証明書
左:マナスの肖像

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